手の外科

手の指のしびれ
―手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)―

手根管(しゅこんかん)は、手のひらの付け根にある骨と靭帯が形作るトンネル状の腔間(くうあいだ)です。この中を通る正中(せいちゅう)神経が圧迫されると、親指、人さし指、中指、薬指の親指側でしびれや痛みを感じます。これが 手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)です。手を使い過ぎた後や、早朝にしびれ、痛みを覚えることがあります。圧迫が進むと、親指の付け根の筋肉(母指球筋(ぼしきゅうきん))がやせて、ものがつかみにくくなります。

原因 農作業、キーボード操作などで手の使いすぎ、腱鞘炎、手首の骨折による変形、人工血液透析、糖尿病・関節リウマチなどにより手根管が圧迫されておこります。女性では妊娠、出産期や更年期などホルモンの変化によって発生する場合もあります。
診断
方法
手首を曲げる状態を続けることでしびれが増強するファレンテストや、手首の中央部分をたたいて、手指に痛みがはしるチネルズサインがあります。神経の伝わり方を電気により測定することで、神経の障害の程度を知ることができます。
治療 数多くの治療経験から手根管症候群を三段階にわけています。しびれだけの第一段階では、固定や理学療法により4ヶ月程度で改善しますが、しびれや痛みに耐えられない場合や進行して第二、第三段階となった場合には、神経に対する圧迫を取り除く手術をすることになります。進行すると手術をしても神経が満足に回復しない場合もありますので、なるべく早期に手術を受ける必要があります。
手術 当院では、手のひら部分の皮膚を2cmほど切開し、拡大鏡を用いて神経を圧迫する靭帯を切開する最小侵襲手術(さいしょうしんしゅうしゅじゅつ)を行っています。時間は10~20分程度です。症状の改善には、個人差があります。

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